「おせち料理」について①
師走に入り何となく慌ただしくなってきました。
新聞の折り込みチラシで目につくのが、
「おせち料理」
☆
「おせち料理」の由来ってご存じですか?
おせちの語源は、
五節供(ごせっく)と言う言葉だそうです。
1年のうちに5回ある節句
「人日」(1月7日) 、
上巳(3月3日) 、
端午(5月5日) 、
七夕(7月7日) 、
重陽(9月9日) の際、
神様のお供え料理として作られたものが、いつしか
一番盛大に祝う
お正月料理だけをさして「おせち料理」と呼ぶようになりました。
そして、新年が明けるとそのお下がりをいただくのが習わしとなり、
日本の伝統として伝わっているようです。
☆ おせちの代表的な料理と意味・主な栄養
・
黒豆・・・家族みんなが「1年中まめ(まじめ)に働き、まめ(元気)に
暮らせますように」と願いを込めたもの。
※食物繊維が豊富でイソフラボンも含んでいます。
コレステロールの増加を抑えます。
・
数の子・・・にしんの卵で、子がたくさん生まれて代々栄えるようにと、
子孫繁栄を願うもの。
※魚卵はDHA・EPAが豊富で善玉コレステロールを助ける
働きがあります。
・
昆布巻・・・昆布は「よろこぶ」の語呂合わせから、おめでたい食材
として祝いの議には欠かせません。
※カルシウム・リン・カリウムなどミネラルが豊富に含まれて
います。
・
田作り・・・昔は「水田に子いわし」と言われ、いわしを細かくし、肥料
にしていた事から豊年豊作・五穀豊穣を願う気持ちが込めら
れています。
※良質のたんぱく質でカルシウムが豊富。そのカルシウム
の吸収を助けるビタミンDも含まれています。
・
きんとん・・・「金団」と書き、黄金の団子という意味で財宝を表す。
豊かな生活が送れるようにとの願いが込められています。
※カリウム・ビタミンC・食物繊維が豊富で整腸作用があり
ます。
おせち料理の意味と栄養を改めて考えると、
“今年のおせち料理、ちょっと頑張ってみようかな~”と言う気持ちになりますね
「おせち料理について」② に続きます
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