アロマセラピーのこと (精油)
アロマの歴史を辿っていくと、人と香りとの関係が深くて古いことに気づきます
現代のように生活が複雑でなく、シンプルだった頃は、“香り”はもっと生活に密着していたんでしょうね。
植物から抽出された「精油」を利用して心身を癒し元気づける「アロマセラピー」
アロマセラピーに欠かせない「精油」って何でしょう?
「精油」は
「エッセンシャルオイル」といいますが、オイルという名に反して、油の成分の脂質類はほとんど含まれません。
でも、水には溶けず、油にはよく溶ける性質を持っているんです。
強いて言えばアルコールに近いもので、揮発性があり、ベタつく感触はありません。
「精油」の原料となるのは、植物の花や葉、種子や根、樹脂などいろいろです。
ハーブや柑橘類などの植物には、「油のう」と呼ばれる袋状の小さい粒があって、この粒の中に精油が入っています。
オレンジなどの皮の表面をよく見ると、透明感のある油のうが確認できますよ。
この「油のう」が花びら、樹皮、果皮、茎、葉の裏など、植物のいろんな部位にあって、そこから精油が採られます。
オレンジの皮をギュッと押さえると、“プチッ”と香りの強い液が出てきますよね
これがオレンジの精油です!
「植物のホルモン」とも呼ばれる精油。
根から水分や栄養を吸収し、たくさんの日光を浴びて育った植物は、自然が与えてくれた力を、自分が育つための力に変換させ、「油のう」にため込んでいるんです。
「精油」には、植物が大地や太陽から受け取ったパワーが凝縮されているんですね
どんな植物のどの部位から抽出されたかによって、
成分も
私たちにもたらす影響も変わってきます。
「精油」の抽出法は、次回へ~!
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