アロマセラピーのこと (香りのルート)

ほろす

2008年11月22日 01:22

精油の“香り”を楽しむとき、身体の中ではどんな変化が起こるのでしょう?

 香りは空気中で小さな分子として飛び回っています。
  その分子が体内に入るのには、主に3つのルートがあります。



 ☆鼻から脳へ
   香りの小さな分子は鼻の中を転がって、
      鼻の奥にある嗅細胞から大脳辺縁系へ届きます。
     免疫系やホルモンの分泌をコントロールする視床下部や、
       記憶や感情、情動をたずさわる場所に伝わって、
          いろんな変化をもたらします。

      リラックスしたり、しゃきっとしたりと、影響はさまざま
       たとえば、ラベンダーの香りは気持ちを和らげ眠りを誘います。
       ローズマリーは集中力や記憶力を高め、気分をリフレッシュ
         する働きがあります。

 ☆鼻から肺へ 
   香りの分子は呼吸と一緒に鼻や口から喉を通って気管や気管支、
   肺へと入っていきます。
      そして、肺の粘膜から吸収されて血液に流れ込みます。
      精油を吸い込むと、約5分後には血液中に精油の
             芳香成分が出てくるそうですよ

 
    インフルエンザが流行る時期に部屋に
        精油を香らせるだけでも作用が期待されます。 
  
        眠るために部屋にラベンダーを香らせると、
                同時に吸入もできるわけですね

 ☆皮膚から血液中へ 
    精油を入れたお湯につかったり、塗布やマッサージを
        することで
香りの成分が皮膚からも浸透します   
         皮膚の表皮にはバリアゾーンがあって、
                  ほとんどの物質は通過できません。
         しかし、芳香成分の分子はとても小さいのでバリアを
          通りぬけて、毛細血管から全身へと運ばれるんです。 

      精油をスキンケアに使うことで、精油のいろいろな作用が
        肌だけでなく、身体全体に働きかけてくれます 


 香りは 「あ~、良い香り!」というだけでなく、
       身体や心にいろんな働きかけをしてくれます

 自然からの贈り物、「精油の香り」をもっと知り、生活の中で楽しみながら
     心も身体も健やかでありたいものです

  でも、一番大切なのは
         “自分が好きな香り”であること
                                 ですね
       
 

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